tv

202101.10放送

大将季

  • 池ノ上レポーター

    柑橘類の美味しい時期がやってきました。ということで今回から3週に渡って柑橘類特集をお送りします。1回目の今日はこちら、大将季を紹介します。

やってきたのは出水市。県内最大の柑橘類の産地として知られています。12月上旬大将季を栽培しているハウスを訪ねました。大将季は1997年に不知火の枝変わりとして発見され、2006年に品種登録された鹿児島県の独自ブランドです。こちらは生産者の大塚雄二さんです。

  • 池ノ上レポーター

    大将季ってどんな特徴があるのですか?

  • 大将季生産者 大塚雄二さん

    見てもわかるように赤いんですね。果皮が赤く、これが熟してくるとまだ赤くなるのですけれども、まだこれは途中です。果肉も外と同じように赤いんです。

  • 池ノ上レポーター

    色は結構あざやかなんですね。

  • 大将季生産者 大塚雄二さん

    デコ自体が小さい。他のM16(不知火)からすると少し小さくて上品なデコをしています。それと大将季はむいた時に香りがいいんですよ。

  • 池ノ上レポーター

    大将季は、どういった栽培方法をされるのですか?

  • 大将季生産者 大塚雄二さん

    肥料、農薬それと水管理ですね。一番できないのが、太陽の管理ですね。今年は8月からの高温気味だったのですけれども、日光が降り注いで糖と酸のバランスがいい大将季ができています。

  •  
  • 池ノ上レポーター

    おっ、ずばり今年の出来はいかがですか?

  • 大将季生産者 大塚雄二さん

    非常にいいと思います。食べていただければ一目瞭然といいますか分かります。

  • 大将季は収穫の時に気を付けないといけないことが。

    • 大将季生産者 大塚雄二さん

      核の部分を少し長めに切ります。次にデコギリギリのところを一発で切ります。できなかったらもう一回。デコにハサミで傷つけると商品価値ゼロ。

    収穫後2週間ほど寝かせると甘みが増すそうです。ハウスや露地など数種類の栽培方法によって、鹿児島県では12月から5月まで出荷されます。

    • 池ノ上レポーター

      今後の目標がありましたら教えてください。

    • 大将季生産者 大塚雄二さん

      大将季というのは鹿児島県特有の品種でオンリーワンの品物なんですよ。この商品が高く売れれば後継者も増えます。今はまた後継者は増えています。だんだん増えています。栽培面積も増えています。いつも言っていることなんですが、消費者に笑顔を届けたい。一番の消費地は今のところ鹿児島ですから。鹿児島の方が県内外に贈ったら贈られた方が喜ぶ。そしたらまた贈ろうかなというふうになりますよね。いい連鎖になりますので、いいのではないかと思います。

    • 池ノ上レポーター

      じゃあ、みんなで笑顔になれるように。

    • 大将季生産者 大塚雄二さん

      笑顔を届けたいなと思います。